【感想】MC BATTLE MATSURI@NAGOYA

HIPHOP

2025年10月19日にZEPP NAGOYAで開催されたMC BATTLE MATSURIに現地参戦してきましたので詳しくレビューします。MCバトルの現場はKOK2024を最後にお休みしており、正直もう行くことはないかなと思っていたところでしたが、豪華過ぎるメンツに誘惑されチケットを購入してしまいました。

今回はちょっと辛口。言いたいことを言います。

ネタバレ避けたい方は注意。

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概要

MC BATTLE MATSURIといえばKOKを筆頭に、硬派なMC BATTLE団体との共同開催で実施されてきた人気のイベントですが、今回はお馴染み口喧嘩祭に加えて、なんと超しゃばい2団体として凱旋とNEO GENESISが参加。チーム硬派vsチームシャバ僧の2チームに分かれて賞金150万円をかけて戦います。

今回は事前物販でしたが自分はパス。

ルールについて

詳細は上の引用を参照。

2025年は2on2や3on3等のチーム戦大会が増えすぎており、正直ちょっと新鮮さは失っている感じがします。2023年の晋平太事件、2024年の呂布カルマ事件のインパクトが強かったのと、ZEPP NAGOYAはそこそこ大きいサイズの箱なのもあって、祭りの雰囲気にあっているかと言われると微妙でしたが、ステージ割と広く使えていて、前回のアドレナリンみたいな窮屈さはないので、これはこれでいいと思いました。また最終戦のやたら高い配点が相変わらずですが、今回は2チーム対抗なのでわりとルールに誠実に進行されていたのではと思います。

またDJは反省を活かしているようで活かしていない。前回はDJ SN-Zが暴れ過ぎて大変なことになり、YANATAKEのシャバすぎるビートが全く選ばれない事案が発生してしまったためか、今回はDJ選択制ではなく、1名のDJが流した2曲から選択する方式に変更されています。これは確かにブッキングしたDJの仕事を尊重するという観点では良い仕組みかもしれません。

しかしながら問題はビートの質。ABEMAで見返しましたが、コメントでも散々言われていた通りビートの質がちょっと…。最初はBPM早めな曲多くていい感じだなと思ったけど失速早い。1名のセンスが極端に悪いと、センスの良くないトラック2曲からイヤイヤ選ばされるという絶望的な状況が発生してしまいます。2名のDJが流すことで、ある程度センスがバラけるというメリットを改めて再確認させられました。というかこれサミット2の二の舞いじゃん。

あとは今回現地参戦を決断した理由でもあるRYOWさんに遠慮したのもあると思いますが、通常であれば名古屋のMCバトルで流れるビートが全くと言っていいほど無かった。AK-69やTOKONA-X, ¥ellow Bucksあたりの曲がほぼほぼ流れないのは盛り上がりに欠くところです。

しかしながらそれを踏まえても余りある、5ラウンド目のRYOWさんが流すビート。いやもう、なんというか、このために現場に足を運んでいるので。RYOWさんがバトルを担当したのは2試合、それぞれ2曲なのでトータル4曲が披露されました。他のDJもRYOWさんのトラックは使用しますが、じゃあYANATAKEが流すのとRYOWさんが流すのとでは重みが全く違います。

選ばれた4トラックはこちら

【1試合目】

Rasen Freestyle ’25(feat. 般若、SOCKS、eyden、Carz) / DJ RYOW

Dennis Rodman’s(feat. hxpe trash、STACK THE PINK、Worldwide Skippa) / DJ RYOW ◎

【2試合目】

博徒2020(feat. R-指定、般若、孫GONG、¥ELLOW BUCKS) / DJ RYOW ◎

WHO ARE U ? (バージョンわからず)/ DJ RYOW

MCバトルに興味を持った2023年より、ビートチェックで初めて涙が溢れてきました。安直に最高だとかとかそういう次元を超えて、感極まるというやつです。もちろんイベントとしては他にも良いところは沢山ありましたが、RYOWさんのビートでバトルが見られる、これ以上の至福はないでしょう。欲を言えば、たらればを言っても仕方がないですが、最終戦が延長になっていたり、あるいは凱旋チームが勝っていれば、RYOWさんが流す「知らざあ」でのバトルが見られたかもしれませんね。

何回でも言う。もーまじで最高。現場行ってよかった。あと全然関係ないけどRYOWさんが着てたの昨日のSUPのUMBROか~…こういう服を着こなせるようになりたいよ。

感想いろいろ

  • わりとガラガラだしファストパスの抜け番多し。でもパーソナルスペース広く使えるし良いか。ただやたらと出入りしてる女性が数名居て死ぬほど不愉快。バトル中に出入りすんな、ぶつかったら謝れや。んで途中で退場したし。誰見に来たんや本当に。
  • DJ RIONのDJタイムは本当に良かった。手元をしっかり写してたのは評価高い。選曲だけで盛り上げるんじゃなくて、しっかりプレイも伴ってるし、意図的にだろうけど前奏が特徴的な曲をうまくミックスに使ってて、盛り上げ方をちゃんとわかってる。そして所々DJ RIONコールが DJ RYOWコールに聞こえてくる(笑)確かに音は似てますね…。
  • チーム硬派がくじ運強すぎて最高の結果に。
    ELIONEのバトルはアドレナリンKOK以来?最高にかっこよかった。FORKは生で見るのは初めて。最初ビート乗れてない感じが目立ってましたが、ラストバースで全部ぶっ飛んだ。SHOICHIROは終始いじられすぎて可哀想(エンタメとしては面白いが本人はこれでいいのか…。ヤマザキ春のSHOICHIRO祭…。)
  • モニタで顔移すの良き。戦極は全体を移すけど、それぞれのサイドの顔映すのは説教してる感があって非常に良き笑 チームシャバ僧がが絶妙に中途半端な表情してるの楽しい笑
  • ピーナッツ君は存在してるだけで面白い。ニヤニヤしてしまう。
  • ピラフ /ピーナッツ君の試合は凄く良かった。SKILL TESTとかいう鬼ビートよく選んだ。素顔を公開するのは武道館だと思ってたから、ここで出すか~~~とビビったけど覚悟が伝わった。
  • チームシャバ僧の大将2人が終始静か過ぎる。怨念JAPのバトルは火力高めで良かったけど燃え尽きた?イベントずっと盛り上げてたのは漢さんと梵頭さんで、2人はなにやってんだと。
  • SANTAのイヤモニ発言は流石にライン超えてると思って冷めた。試合内容は明らかにチームシャバ僧の勝ちだったけど、正直素直に手上げられなかった。バトルに殆ど出ないし、知らなかったのは仕方がないけど、なんかそれを弄るのはちゃうやろと。
  • BESは現場でも全然聞き取れませんでした。
  • ドニーさん相変わらず最高なんですが、YANATAKEのアー写を弄るならそろそろ別のシャツを。
  • 配信で見直すと、ステージ上のわちゃわちゃが全然映ってなくて魅力半減。現場最高。

最後に

所々粗い部分はあったけど、もうなんというか、名古屋に住んでてよかった。X見てると割と評価が別れているようですが、自分が満点通り越してます。最高な1日に感謝。

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