前置き
皆さんヒップホップはお好きですか?MCバトルだったり、ゴローズだったり、ディズニーだったりと多岐にわたる遠征ネタを中心に記載している筆者ですが、小学生の時にドラマ「のだめカンタービレ」の影響を受けて音楽の世界にどっぷり入り、今日に至るまでクラシックからヒップホップまであらゆるジャンルを楽しんでいます。楽器や作曲もその一環。
その中でも最近特によく聴くアーティストはWatsonです。最初はあまり興味がなかったのですが、独特の声質、表現の多彩さ、メロディアスさ、韻の踏み方、言葉を詰め込むスタイルも含め大好き。特に最新アルバムである「Soul Quake 2」に収録されている「ヤングリッチ」という楽曲は数え切れないほどリピートしています。もうアラサーのおじさんでも、成功してリッチになりたいと思わせてくれる。(いうてまだワトちゃん25歳なのでそこまで変わらん!と思いたい!)
ぜひ1度曲を聞いて頂きたいのですが、リリックの中に「AMIRIのシャツは青のチェック」というフレーズが出てきます。ほう、Amiriとは。サブスク等でヒップホップジャンルを聞き流していると、様々なラッパーのリリックの中に時折登場するキーワードです。服のブランドなんだろうなと思いつつも特に意識することはなく月日が流れ。
AMIRIとの出会い
ところがある時運命の出会いが。
松坂屋名古屋店の3Fを彷徨いていると、たまたま実店舗を見つけてしまったのです。


名古屋在住の服好きの方であればご存知だと思いますが、松坂屋3Fはいわゆる海外のデザイナーズブランドを中心に取り揃えており、値段も少し、いやかなり高額なゾーンとなります。調べてみるとロサンゼルス発祥のブランドらしく、生地の品質やデザイン性の高さから人気を集めるラグジュアリーブランドであり、ラッパーが憧れるブランドなのだとか。成功したらAmiriを買うってことか。なるほど。
デザインはかっこよいのですが、価格帯としてはぶっちゃけ庶民がポンポン買えるものではないです。気になる方は公式サイトを見ていただきたいのですが、キャップ1つで$390、日本配送にすると75,000です。レートは1ドル190円くらいでなかなかきついものがありますね。現在1ドル145円とかなので、転送で買えば56,000円ちょっとか。転送費用考えたらわりとトントンかもしれませんね。

実はまだ日本に入ってきて日が浅いらしく、日本の店舗も東京/名古屋/大阪の3つのみ。知名度や拡大はこれからといったところでしょうか。着ている方を街中で見かけることも殆どありませんし、ラッパー等のごく限られた領域での知名度とそのデザイン性の高さで戦っているという印象を受けます。
さて、Watsonファンとして気になるのは「青のチェックシャツ」があるのかどうかです。Amiriのシャツは青のチェックと歌われているわけですから。初めての訪問の際は該当するアイテムを見つけられず、まあ別に青のチェックシャツが有名というわけではないだろうというのは分かっているわけですが、僅かな望みを胸にオンラインショップを見てみるも該当の商品はヒットせず。
AMIRIのシャツは青のチェック
んでまた月日は流れ。
今日も今日とてボケーっと名古屋店をチラ見しにいくと、あるじゃないですが、青のチェックシャツが。それもとんでもない良デザインの。この頃はAmiriに限らず春物チェックシャツを探してまして、ラルフローレンやらなんやら色々なショップをハシゴしていたのです。そこでまさかの運命の出会い。もうなんか色々こみ上げるものがあって、これしかねえなってなってしまったんです。
しかしお値段なんと170,000。しかも税別。
しかも洗えないんですって。毎回クリーニングですよ奥さん。
うん無理だね。買わないね。買えないね。洗えないね。
交通費ガン無視でGoro’sに通い、ディズニーに課金し、ヒルトンなんかに泊まり、平気で20万近くする鞄を購入しようとしている割には、以外とこういうときは現実的。でもね~~~~ちょっと試着なんかさせてもらっちゃったりして、やっぱり好きすぎて。これから1週間おきくらいに店舗に通い、在庫を聞き、まだあることに安心しては帰るを繰り返し。しかし少なくなっていく在庫。そのシャツはHPにも掲載されておらず、更にGoro’sついでに東京の店舗で聞いてみると、そもそも入荷してないと。
うーーーーーーーん、、、、、、
高い、、、、
洗えない、、、、毎回クリーニングとか正気の沙汰じゃない、、、
でも欲しい・・・・!!!!
しかしここで思い出したのです。それはヤングリッチの中の1フレーズ。
「俺の曲聞いて育ったおかげ 将来ダイヤをつけてる少年」
そう俺もWatsonの曲聞いてたおかげで将来リッチになると。
これは先行投資だ。形から入るのだと。これ買わないと後悔するぞと。
たとえ新しいパソコンを買い替えなければならない時期だとしても、たとえ新しい楽器が欲しくてたまらないとしても、全部買って、全部やることやって、金を稼ぐのだと。
っとその辺の一般人がアツいことを考えるわけですわ。恥ずかしげもなく。
しかしワトが後押ししてくれている。これは行くしかない。
Farfetchで見つけちゃった
そんな時です。SSENSEと並んで有名な海外のラグジュアリーブランド専門サイト「Farfetch」内でそのアイテムを見つけてしまったのです。しかも3万くらい安く。上にも書いた通り現在のAmiriのアイテムは1ドル190円くらいで計算されているわけですから、ブランドとしての上乗せ分を考慮すればわりと安価で入手できてしまうのは当然のことですが、ここである種の葛藤が生まれてきます。
「君実店舗でさんざん試着して、接客受けまくったやん」「それでネットで安く買うってひどくね」
「そもそもFarfetchって偽物含まれてないの?高い金払ってフェイク掴まされたら?」
「少しでも安く買おうとするのがヒップホップなんか?????」
「もうちょっと待ってたらセールになるんじゃない???」
うん厳しいDIS。「勝者:心の声!!」という怨念JAPの判定が聞こえてくるようだ。
しかも最後のやつは過去に自分がやってきた失敗そのもの。直近にMM6で同じことやってる。
しかしまあ僕は普通の社会人で、服好きとはいえ3万の価格差は割と大きいわけで、トラブルの可能性も考えましたが店舗で試着まで済ませてサイズ感も完璧だよね~~~とか、そもそもFarfetch1回も使ったことないしチャレンジしてみようとか色々考え。考えに考え。
ポチっちゃった。

ここで少しFARFETCHの説明をば。楽天みたく様々なショップが参加するマーケットプレイスのような形式で、世界中のブティックと連携しているようです。今回購入した製品はイタリアのANTONIA(スニーカー好きの方はエントリーしたことあるかも)のマカオ店からお届け。住所なども確認し、自分も名前を聞いたことがあるため信頼に足ると判断しました。ロケーションにも依るでしょうが、今回の商品は注文後5日後に到着。業者はDHL。関税/消費税込みのため到着時や後日の税金支払はございません。
届いちゃった

包装は海外通販ではよくある封筒タイプFARFETCHのロゴ入り。モザイク箇所は税関申告用の書類が貼り付けられています。中を開けると(海外にしては)丁寧に梱包されたアイテムが。納品書のようなものは特にありません。ブランドタグ等はちゃんと付いています。質感確認しましたが、偽物である可能性はありませんね。お店で散々試したそのものです。


うわあ、、買っちゃった、、、でも、、、買ってよかった。
これマジで可愛いんですよ。今後大事に大事に愛用します。10年着れば1年あたり15,000くらいです!!!(そう考えると高ッ!!てなる。やばすぎだろ。)
ごめんなさい AMIRIの店員さん
ありがとうFarfetch
ありがとう ありがとう
たとえ名古屋は既に29度予報とかで、既に長袖など着れるはずがなくても。
さ、仕事がんばろう。
おしまい
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