はじめに
2026年3月に就航したディズニー・クルーズライン(DCL)のアドベンチャー号(シンガポール航路)について、2026/7/20〜23の3泊4日で乗船してきました。このシリーズでは実体験を踏まえてディズニーアドベンチャーを最大限楽しむためのコツやポイントを解説します。
Part1のこの記事では、渡航日の過ごし方を解説します。
計画編はこちらからどうぞ
ディズニーアドベンチャー号とは

改めまして、ディズニーアドベンチャー号(Dsiney Adventure)はディズニー・クルーズライン(DCL)の8隻目の旅客船にあたり、現在はシンガポールにあるマリーナベイクルーズセンターを拠点としています。
最大の特徴はディズニー・クルーズ史上最大規模のサイズ感(208,000トン、最大定員6700人)と、寄港地無しの短期間クルーズ(月曜出発の3泊4日、または木曜出発の4泊5日)という点です。シンガポールはアメリカやヨーロッパと比較するとアクセスしやすく、休みも短期間確保できれば良いため、忙しい日本人にとっても比較的参加しやすいディズニー・クルーズです。
スケジュール概要

筆者は愛知県在住ですので、中部国際空港→シンガポール(チャンギ国際空港)への直行便が運行されているシンガポール航空を利用しました。往路のSQ671は日中移動、復路のSQ672は深夜便であり、時間効率が良いのがポイント。ただし復路は深夜便のため、機内で眠れないと翌日のダメージが絶大ですので注意が必要です。今回は祝日と合わせて1週間の休みを確保しました。
具体的な旅程の概要は次のとおりです。
2026/7/19(日)名古屋→シンガポールへ移動、1泊
2026/7/20(月)クルーズ乗船日
2026/7/21(火)終日クルーズ
2026/7/22(水)終日クルーズ
2026/7/23(木)クルーズ下船日、深夜まで観光
2026/7/24(木)深夜便にて帰国、朝に名古屋着
今回シンガポールの現地移動は公共交通機関を利用ししましたが、シンガポールの気候が(日本には負けますが)高温多湿ということもあり体力的には結構厳しく、余裕があればタクシーやチャーターバスを積極的に活用した方が良さそうです。また最終日はスーツケースを預ける場所探しに四苦八苦し行動が大きく制限されたため、観光を予定されている方はクルーズターミナルで営業しているLuggme(スーツケースを預かり、空港で受け取れるサービス)等が便利かもしれません。
各種予約
各種予約時期、方法を紹介します。
クルーズ

2026/3/14にDisney Cruiseオフィシャルサイトで予約しました。
Googleでディズニー・クルーズと検索するとミキ・ツーリスト等の代理店がトップに表示されてしまい、公式サイトの存在に気づかない方も多そうです。実際に代理店経由で予約された方とお話しましたが、予約後のやり取り等で色々と不便もあるようで、英語が使える方であれば公式サイトで直接予約するのが最も手っ取り早いと考えます。
カテゴリー10B、デッキ12FWDの内部屋 Deluxe Inside Stateroom(電子窓無し)を予約しました。お値段は1,605.90 USD + チップ(96USD)で合計1,701.90USDでした。レートは1ドル=160円程度で、日本円換算272,304円程度です。
フライト

2026/3/13にシンガポール航空オフィシャルサイトで予約しました。イランの影響でチケット価格が上がるかも?と言われたタイミングで即予約しましたので、値上げの影響をほとんど受けること無く、往復料金は1名あたり60,840円でした。
ホテル

2026/5/28にHilton公式サイトで予約しました。ホテルはHilton Singapore Orchardです。より安価なHilton Garden inn Serangoonと悩みましたが、Hilton Amexカードを入手しHilton Honors Gold会員となったため、無料朝食の豪華さを選びました。金額はおよそ300SGD(1SGD=125円換算で37,500円)ですが、ポイント等を色々こねくり回して安く宿泊しました。
出国フライト
SQ671は中部国際空港を10:25に出発、シンガポールのチャンギ国際空港に16:00到着です。シンガポールと日本は時差がマイナス1時間あり、シンガポールの16:00は日本時間の17:00です。つまり実質的なフライト時間としては6時間ちょいということになります。

国際線は3時間前を目処に空港へ到着することが推奨されます。中部国際空港(通称セントレア)には名鉄で移動し、07:30頃に到着しました。手荷物を預け入れ、朝食を済ませたら保安検査/出国手続きを経て制限エリアに入ります。

とここでドキドキ問題が発生。なんとアナウンスで呼び出しを食らってしまいました。荷物にバッテリーでも入っていたかな…とドキドキしながら搭乗カウンターへ向かうと席変更の提案でした。良かった。今回は同行者とやや離れた席になってしまっていたのですが、空き席が発生したため横並びに変更できるという提案でした。その場で搭乗券を渡し、新たな搭乗券を発行して貰いました。アナウンスによる呼び出しは緊張が走りますし、「なんかやらかしたのかな」と不安になりましたが、こういったこともあるのですね。嬉しい配慮に感動しました。
機内は安定のシンガポール航空クオリティで不満はありません。ただ約8年前に利用した際に覚えた感動は無く、安全ビデオもややネタに走っており以前のバージョンが好きでした。
機内食は12:00頃より提供開始です。「チキンピラフかビーフカレー」という案内で、自分はチキンピラフを、同行者はビーフカレーを選択。チキンピラフはいざ開封してみると、想像とやや違う…(笑)後から公式メニューを見てみましたが、そもそもチキンピラフですらないとツッコミ多めですが、味はどちらも大変美味しかったです。特にカレーは肉がゴロゴロ入っておりで最高でした。Japanese Cold Noodleはうどんともそうめんとも言えない不思議な食感でしたが、だし醤油が日本製で、海苔やネギと頂くため安心感のあるテイストです。
パン、麺、ライス、さらにデザートのハーゲンダッツまで、これでもかと糖質を押し付けてくる内容で血糖値が心配になりましたが、日本人の口にも合う良い内容だったと思います。



デザートにハーゲンダッツ(バニラ)も提供されます
ご飯を楽しんで、映画を見たらあっという間に6時間経過し現地到着です。残念ながら一睡もできませんでしたが、日中移動かつ時差も少ないためダメージは最小限で済みました。
到着〜ホテル移動
チャンギ国際空港

現地時間の15:50頃には降機しました。入国手続き(SGAC)はシンガポールに入国する3日前からオンライン(公式アプリor公式サイト)で実施でき、費用は発生しません。仮に忘れた場合でも、専用の申告端末がありますので到着後からでも間に合います。SGACの登録が完了していれば自動入国ゲートに進み、パスポートを読み込ませ、顔認証/右手親指の指紋を取得し入国完了です。1点感動したのが、パスポートをスキャンさせた瞬間に、入国ゲートの言語が日本語表記に!こういった配慮が効くUI/UXは素敵です。
JEWEL

写真は再訪時の夜に撮影したもの
入国後、荷物を回収したら、案内掲示板に従い空港併設のショッピングモール「Jewel(ジュエル)」へ向かいます。こちらにはディズニーストア「THE WONDERSTORE」や海外では珍しい「ポケモンセンターシンガポール」も出店している楽しいモールです。

場所はJEWEL B1の飲食店エリア付近で少しわかりにくいです


もともとはラプラスモチーフでしたが、最近リニューアルされた模様
海外常設店舗は台湾とシンガポールのみだそう

(どれも1人あたり1つの購入制限あり。一部は後日発売。)
限定のショッパーも可愛く、お土産用に追加できないか聞いたら快くOKして貰えました
Hilton Singapore Orchard

チャンギ国際空港からHilton Singapore Orchardへは36番のバスに乗車してNational Youth Councilで下車し少し徒歩移動。所要時間は1時間ちょいでした。なおGoogleマップで検索するとPTB2という言葉が出てきますが、これはターミナル2の俗称とのことです。
つまりターミナル2のBasementという場所に向かえばよいのですが、はっきり申し上げて非常に分かり辛く迷います。Bus to cityの看板を目印に進みますが、経路が複雑で、上がったり下がったり、、細い道を進んだり、、とスムーズには行けませんでした。

幸い36番のバスは数分感覚で運行しているため、あまり急ぐ必要はありません。乗車方法はEasy Linkというシンガポールの交通系ICを利用することもできますが、Visa等のタッチ決済にも対応しておりますので外国人観光客は後者が簡単です。前から乗車、後ろから下車し、乗車時/下車時にそれぞれカードをリーダーにタッチして読み込ませます。カードをタッチした際、「Simply Go」的な緑の画面が表示されればOKです。スーツケースを伴っての移動でしたが、空港発ということもありスペースに余裕もありスーツケースも邪魔になりませんでした。

ということでHilton Singapore Orchardに到着です。フロントは5Fです。36番バスのバス停側からだとやや入口が分かり辛いかもですが、高島屋側から入ればOKです。チェックイン時はさっくりと終了しましたが、同行者も含めてパスポートの提示が必要でした。今回Hilton Honorsゴールドの特典で朝食バイキングが無料、さらに部屋のアップグレードもして頂きました。
お部屋はこちら。大変清潔で十分な広さもあり快適です。シャワーの水圧が弱いことだけを除けば最高の部屋だったことは間違いありません。窓からは高島屋が丸見え。高島屋ビューですね。お風呂はバスタブ方式でシャワーブースはありません。


部屋に置かれていた水は恐らくHonorsの特典のものだと思いますが、珍しいペットボトルタイプでした。クルーズ乗船までの1泊のみなのが残念なくらい良いホテルでした。Hilton Amexは入手するだけで自動的にHilton Honors Gold会員になれるためコスパの最強さを実感しました。
夕食 – Chatterbox
実は今回Hilton Singapore Orchardに宿泊した最大の決め手とも言えるのが、Chatterboxというレストランが併設されている点。こちらは海南チキンライスが有名で、先日日本にも出店を果たした大人気店です。今回のシンガポール旅行で絶対に訪問したいと考えていたため、訪問の一週間程前に公式サイトから予約を入れておきました。
予約サイトはこちら
席の時間は90分。予約1日前に予約確認のメールが来ますので、メール内のボタンをクリックして応答するようにしてください。


こちらが名物のチキンライス(Chikin Rice Individual Set)で26SGD。香りが最高なフレグランスライス、味の染み込んだ柔らかいチキン、ややアジアンなテイストのスープと洗練された最高の組み合わせ。最初の一口目で「ああ、これ好きなやつだ」と脳が支配され感動しました。

同行者が注文したのはナシゴレン(Kampung Nasi Goreng)22SGD。具だくさんでエビ、卵、チキン、ピクルスとゴージャス。かなりスパイシーですが味は食べやすく満足感は最高でした。後を引くヒリヒリ系なので辛いの苦手な人は避けた方が良いかもしれません。

総計はサービス料10%とGST(消費税相当)9%が乗り、合計57.55GST(7,505円)でした。シンガポールはお手頃価格の飲食店も多いことを考えると少し割高に感じられますが、ホテル併設の素敵な店内で楽しむディナーと考えれば至極妥当な金額です。
シンガポール散策
夕食後はホテル周辺を軽く散策した後、バス(番号は忘れてしまいました涙)でかの有名なマリーナベイサンズへ。モールとカジノをちらっと散策し、外でゆったりシンガポールの夜景を楽しみました。22時頃にホテルへ戻って就寝です。

海外旅行は単純に長距離移動がキツイという問題もありますが、実際にははじめて見る光景や言語の問題もあり想像以上にストレスがかかるため、自分が思っている以上に疲れているものです。そのため普段よりも数時間多く睡眠をとるくらいの気持ちがないと翌日以降の行動に大きく制限がかかります。せっかくの海外だからと欲を出すこと無く、睡眠を最優先に動きましょう。
小ネタ:通信手段
海外旅行に欠かせないのが通信手段の確保です。地図を見るにせよ店を調べるにせよ通訳するにせよ、スマホがあれば自由自在ですが、逆にスマホがないと…という時代になりました。
自分は普段からahamoを契約しており、ahamoは海外利用無料(標準の20GBデータ容量から消費される)のため特に何も用意しませんでしたが、同行者はlinemoで海外利用枠等のサービスがなく、海外旅行用のSIM契約もしていないとことでしたので、緊急時の連絡手段として何かしら用意したほうが良いと考え、セントレアでの待ち時間にポチポチとWorld eSIMを契約しました。1GBで710円と安く、簡単に設定できたため助かりました。
現地に付いたらインストールしたeSIMを有効化し、ローミングをONにしたらすぐに通信ができるようになりました。APN設定も不要でお手軽なので是非使ってみてください。
※一銭も貰っていませんので案件ではありません。
最後に
この記事ではシンガポールへの移動と初日の動きをざっくり紹介しました。次の記事からはいよいよディズニーアドベンチャー号への乗船を含む、クルーズの様子を紹介します。



